日常生活でケガや体の痛みに悩んだとき、「接骨院に行くべきか整形外科に行くべきか」と迷うことはありませんか？それぞれの役割や治療の対象について理解することで、自分に合った適切な医療機関を選ぶ助けになります。ここでは、接骨院と整形外科の違いについて詳しく解説します。

接骨院は、国家資格を持つ柔道整復師が施術を行う施設です。主に手技療法（マッサージや矯正）、電気治療、温熱療法などを用いて、ケガや体の不調を改善します。

対象となる症状

● 捻挫、打撲、骨折、脱臼などの外傷（応急処置やリハビリが中心）
● 肩こりや腰痛、膝痛などの慢性的な痛み
● 姿勢の歪みや骨盤矯正
● 交通事故後のむちうち症のリハビリ

特徴

● 保険適用が可能（外傷の場合）
● 手技療法を中心にした自然治癒力の向上を目指す
● 患者さん一人ひとりの症状に合わせたオーダーメイドの施術

整形外科は医師が診察・治療を行う医療機関で、骨や筋肉、神経など運動器官全般の疾患やケガを専門としています。

対象となる症状

● 骨折、脱臼、靭帯損傷などの外科的治療を必要とするケガ
● 変形性関節症、椎間板ヘルニアなどの整形外科疾患
● 重度の腰痛や神経症状（しびれ、麻痺）
● 手術が必要な場合や、薬の処方が必要な症状

特徴

● レントゲンやMRI、CTなどの検査が可能
● 薬や注射、手術など、幅広い治療法に対応
● 専門的な診断が可能

接骨院と整形外科はどちらも運動器の治療を行いますが、適する場面が異なります。

1. 接骨院を選ぶべきケース

○ 捻挫や打撲など、軽度なケガ

○ 慢性的な肩こりや腰痛

○ 姿勢矯正や骨盤調整を受けたいとき

○ 交通事故後のリハビリや体のメンテナンス

2. 整形外科を選ぶべきケース

○ 骨折や脱臼が疑われる場合（初期診断）

○ レントゲンやMRIなどで詳細な検査が必要な場合

○ 痛み止めや抗炎症剤などの薬が必要な場合

○ 手術が必要とされる重度の症状や疾患

よくある質問と回答

Q1. 骨折や脱臼の場合、接骨院でも治療できますか？

A1. はい、一部の治療は可能ですが、まずは整形外科での診断をお勧めします。
接骨院では骨折や脱臼の応急処置やリハビリを行えますが、正確な診断には整形外科でのレントゲン検査が必要です。

Q2. レントゲンを撮りたい場合、接骨院に行ってもいいですか？

A2. いいえ、接骨院ではレントゲン撮影はできません。
整形外科でレントゲン検査を受け、その後のリハビリや治療を接骨院で行うという流れがおすすめです。

Q3. 保険適用になるのはどのような場合ですか？

A3. 捻挫や打撲などの外傷が対象です。
慢性的な肩こりや腰痛は保険適用外になることが多いので、事前に確認してください。

Q4. 交通事故後はどちらに行くべきですか？

A4. 初期診断は整形外科、その後のリハビリは接骨院がおすすめです。

整形外科で診断を受けた後、接骨院でむちうち症のリハビリを行うと効果的です。

まとめ

接骨院と整形外科はそれぞれの役割が異なりますが、症状や目的に応じて使い分けることで、最適な治療を受けることができます。どちらに行くべきか迷った場合は、まずはお気軽にご相談ください。TSUNAGI接骨院では、一人ひとりの症状に合わせた丁寧なケアを提供しています。